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OHDを活用

廃プラ・廃タイヤ油化 

廃プラスチック・タイヤにかかわらず石油化学製品の大量生産・大量消費・大量廃棄は地球環境に大きな悪影響を与えています。持続可能な社会を考えるうえで、廃棄され環境にあふれ出た「ゴミ」と現在も毎日大量に廃棄される使用済み廃プラスチック類の処分方法は必ず解決せねばならない最重要課題の一つです。

プラスチック類は石油由来のナフサへ熱・圧力・ 添加物などを加えて成形されたもので、種類が50以上にも及びます。生産量の55%程度のPP・PE・PSは再利用が容易と言われていますが、収集されてきたものは雑多に混在し分別が困難な場合焼却するしかない状態となっています。
種類の増加は一括での処理を難しくします。OHDを活用すれば、プラスチック・石油化学製品の種類を問わず高分子を低分子に分解し原油のような状態にして取り出すことができます。塩分の付着・金属や材木・生ごみ等が付着していても問題なく処理できます。

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太陽光パネル・電子基板etcの資源化

太陽光パネル

2000年代初頭に手厚い補助金もあって一挙に普及した太陽光発電パネルが次々と寿命を迎え、大量に廃棄されるています。

屋外で20年前後の耐用年数を持つよう製造され、され部材が強固に固着されており内部に収納された金属などを剥離分別が困難です。

銅やアルミニウムなどの有用銅やアルミニウムなどの有用金属・ガラスなどリサイクル資源を豊富に含んでいると同時に鉛やセレン・カドミウム等の有害な物質を含んでいます。しかし、剥離・抽出が困難なため、ある程度に破砕してそのまま埋め立て処分することが多く、資源の無駄遣いであるだけでなく有害物質の拡散を招きかねないと心配されています。2030年には廃棄されるパネルが3万トンにもなると予想され安全・かつ無駄のないリサイクル方法の確立が必要です。OHDの促進酸化分解では固着に使用される合成樹脂部分を分解します。金属やガラス部分は、分解室底部へ残留・蓄積しますので、残留物を分別すれば有毒物質の拡散を防ぎ、有益な物質の再利用を進めることができます。

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海洋漂着ゴミの処理と資源化

漂着ゴミ

世界中で海岸に流れ着く海洋漂着ごみが「景観を破壊する」「漁業等の邪魔になる」等大問題になっています。漂着したごみは海洋に流れ出たゴミのほんの一部であり、2050年には海洋中のプラスチック類の総量が魚の総量を超えるといわれています。それらが自然環境へ及ぼす影響は甚大で海洋生物の種の維持のみならず、巡り巡って人類の種の維持にもかかわってきます。何よりもこれ以上の海洋への流出を止めなければなりません。  

既に流出し海岸に流れ着いたゴミは約70%がプラスチック・石油化学製品です。これらを処分するのも塩分が炉を傷める、ダイオキシン類が発生しやすい等の問題があります。
OHDの促進酸化分解では塩と反応する過程がありません。無機塩類はそのまま分解室中に「塩」として蓄積され装置を傷めたりダイオキシンを発生させることはありません。
安全に分解処分し、かつプラスチック類からは再生油を抽出することができます。

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難分解性有機物の処理

無害化できず保管中のPCB汚泥

沸点が高く難燃性で熱的・化学的に安定した性質を持つPCBやPFASは安定した性質であるがために有効で、様々な場所に使われてきましたが、一方で毒性を持つことが判明した後、その優位点であった安定した性質ゆえに分解しにくく無害化が困難です。促進酸化分解による分解法は「熱エネルギー」に依拠した分解ではなくOHラジカルの高い「酸化還元電位」により、対象物の水素原子を引き抜く力に依存します。OHラジカルの「酸化還元電位」は2.8Vあり、対象物の結合エネルギーが2.8V以下であれば水素を引き抜くことができます。燃焼による分解は酸素分子O2の酸化還元電位によるものですが、その電位は2.07VでOHラジカルの74%のエネルギーです。OHラジカルは酸素燃焼の1.35倍のエネルギーで水素を抜き取るのでPCBなどの難分解性物質も分解可能です。

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医療廃棄物の安全処理 

医療・感染性廃棄物

医療機関から排出される廃棄物の処理についても「原則として、医療関係機関等の施設内の焼却設備で焼却、溶融設備 で溶融、滅菌装置で滅菌又は肝炎ウイルスに有効な薬剤又は加熱による方法で消毒 (感染症法その他の法律に規定されている疾患に係る感染性廃棄物にあっては、当該 法律に基づく消毒」するものとされ、追記で感染性廃棄物の処分方法として適切であると環 境大臣が認めるものについては、順次追加する。となっております。
OHDの促進酸化分解法を活用すれば熱に強く、乾燥や消毒剤にも耐性がある芽胞も分解しウイルスを死滅させることができます。
ガーゼや不織布・ビニルやプラ容器などに染み付いたり付着した病原菌・ウイルス等は布や容器丸ごと分解しH2O・CO2・COにまで分解します。
注射針やピンセットなど金属製の器具は完全に殺菌され無菌状態で取り出せるので資源として再利用が可能です。
OHDの活用は、より完全な滅菌を燃料消費せず行える、ベターな方法です

 

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農林水畜産資材・糞尿の処理 

農林水産資材

漁網やテグス・ロープ・運搬ボックス・簡易いけすetc マルチシート・肥料袋・ハウス材料・種苗カップ・・・漁業・農業の資材も様々な石油化学製品が使われています。一般的な石油化学製品同様様々な性情を持つために処理が難しいという問題に漁業農業独自の困難性が追加されます。漁業資材は塩分を含む事が多いということ。農業用資材では土が付着していることです。
OHDはこれらが分解の障害にはなりません。ごちゃまぜであっても付着した土に含まれる有機物含めて分解します。塩分とは反応せず塩として残置します。
どちらも付着物等に気を使わなくとも普通に処理できます。
畜産においては、毎日排出される「糞尿」の処理が大変です。OHDは含水率70%程度まで分解できますので糞尿もそのまま分解できます。臭気の元になる成分も分解し衛生的な環境の保全に貢献します。

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その他厄介者

厄介者

処理が困難な廃棄物は含水率が高い・燃やすと有害場ガスが出る・完全に分解するには膨大な熱エネルギーがいるetc という「燃えにくさ」と、焼却炉に入れるために破断が必要・焼却炉で処理すると炉を傷める----など焼却の困難さと=です。
OHDが有機物を分解する促進酸化分解には、対象物の活性を高めるうえである程度の熱エネルギーを使いますが低い温度で燃焼とは違うメカニズムで難分解性有機物であっても分解できます。 含水率の高いものでも60%〜70%までならば処理が可能です。 いわば有機物であればなんでも分解できるメカニズムなので、今困られている「厄介」な廃棄物はほぼすべて処分できます。 

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